インプラント治療は1回法と2回法の手術方式があります。違いは名前が表す通り、手術の数が1回か2回かです。当院では基本的には1回法を採用しております。治療期間が短く、その分患者様の負担は少ないのが特徴です。
また、顎の骨が薄いといった状態によっては2回法を適応することもあります。2回法では歯肉の治癒の時間があり、長期間を要しますが、若干リスクは低くなっております。ここでは、平均的な1回法のインプラント治療の流れをご紹介します。
カウンセリング
歯の症状について、患者様のお話をじっくり伺います。ご質問があれば、お気軽にお尋ねください。丁寧にお答えします。
検査
むし歯や歯周病の検査、デジタルレントゲンによる診査をします。そのあとで、インプラント治療に必要な精密検査を行います。
治療計画
お口の状態や骨の状態の検査結果を説明します。そして、治療計画をご提案します。ご同意いただけましたら治療に進みます。
インプラント埋入
一部を歯肉の上に露出させた状態でインプラントを埋入します。仮の蓋を取り付けます。アバットメント一体型の場合もあります。
治癒期間
顎の骨とインプラントが結合する期間を設けます。数か月間を置きます。
上部構造装着
歯肉が治ってから、アバットメントと上部構造を取り付けます。噛み合せの調整を行います。
全身疾患がある場合は適応が難しい場合も
インプラントは全ての年齢の患者様に適応されます。外傷、歯周病、う蝕などによって一本でも歯が無くなった患者様や入れ歯を選択できない患者様にとって有効な治療です。但し、歯周病症状がある場合は治療が先に必要になることがあります。
また、全身性の疾患(高血圧、心疾患、糖尿病、骨粗しょう症、貧血など)をお持ちの場合はかかりつけ医にまずご相談ください。そして、許可が下りた場合は診断書をお持ちの上でご来院ください。